ご朱印NFT


山祇神社について

その起源は800年代、延暦の頃まで遡ります。征夷大将軍に任じられた坂上田村麻呂が、桓武天皇の命を受けて奥州の蝦夷討伐に当たった際、この地に立ち寄られました。周囲の山々の景観に心を打たれ、人々の安穏と五穀豊穣を祈願するべく、自らの兜の中に収めていた一寸八分の十一面観音をご本尊として建立されたのが起源となります。そして、その秋の景観はのちに歌としても詠まれています。

松が枝にかかりし蔦の紅葉して 山谷の寺は錦なるらん

以前は「観音堂山谷寺」という名称でしたが、明治維新の神仏分離、廃仏毀釈の令により、当初から併祀されていた山の神「大山祇命」を祀る「山祇神社」と改称されて今に至っています。

神社の取り組むDX

近年の新型コロナウイルスの感染拡大に伴う移動制限にもより、参拝が難しくなったという声をいただくようになってきました。また、お隣の国、中国でも、スマホ決済の普及が進み、QRコードでのお賽銭も可能になっているとのニュースも流れています。そこで、山祇神社でも皆様の利便性を高めるべく、デジタル化に取り組んでおります。直近で、まずは仮想通貨でもお賽銭ができるようにも対応する予定でございます。

御朱印NFT

最近よく耳にするようになった、この「NFT」とは、「Non-Fungible Token」の略称で、代替性の効かないデジタル資産という意味です。これは例えば、著名な作家の作ったアート作品や、名前を入れてもらった直筆サイン色紙などは唯一無二のものと言えます。お守りでも、神主が特定の方のためにお祓いをさせていただいたものと、そうでないものとでは、物質的には同一でも、持つ意味合いが異なって参ります。こうした背景から、山祇神社でも「御朱印NFT」を発行いたしております。お祓いをした御朱印をデータ化してお送りすることで、

遠方にお住まいの方に対しましても、ご利益をお届けできればと考えております。

今後の展望

2022年6月10日に、紫波町から「Web3タウン表明」が発表されました。街を上げて、メタバースやDAO等の最新技術を積極的に活用し、地域活性化を図るとのこと。山祇神社としましても、紫波町とも連携しながら、街おこしに貢献して参ります。仮想通貨でのお賽銭、御朱印NFTのみに留まらず、新しい取り組みも進めていきますので、ぜひ皆様とも一緒に地域を盛り上げていければと存じます。